
眼力社のシンボル、口から水を出すきつねの手水。湧き水をポンプで汲み出して使っているので途切れることなく水が出ています。そのため周りは苔むしていて情緒的。その横にはご覧のようにひしゃくが並んでいて、ご奉納のものを含め誰でも使えます。使った後はきれいに元の場所に戻しましょう。

和額の書や眼力さんの小庭が並びます。通りすがりの参拝の方が思わず「かわいい!おみやげに買っていこう。」と足を止めるスポットです。普通の旅行みやげと違って、眼力さんで買ったおみやげは御利益が違うのでひとつでも多く買ってみては?何かが変わるのを感じます。

いつも朱色が鮮やかな眼力さんの玉垣。これは信者さんのご厚意により塗り替えられているのだそうです。何十年経っても眼力さんからいただいたご恩を忘れずに報恩、奉納をする信者さんが後を絶ちません。
ほとんど雑草と見間違えてしまいそうな葉っぱを見ていたら実は女将さんの服部さんが意図的に植えたものだと知りました。これは白いあじさいが咲く予定なのだそうですが、日が当たらずまだ茎が貧弱な様子。葉もムシに喰われて育ちが遅れているそうです。私だったらもう育たないかもしれない草なんて諦めて引っこ抜いてしまうかも…そう思いますが、服部さんはずっと咲くのを待っていたそうです。すると今年やっと小さなつぼみがつきました。これが開くかどうかはまだ分かりませんがきっと服部さんの頭の中では純白のあじさいがすでに咲き誇っているのでしょう。

お社に参拝する前にこちらでろうそくを買い求めます。お店の前はいつでも商品が見やすくきれいに並べられています。

ペーパーウエイトの代わりに石ころを乗せています。石がさらに丸みを帯びているところを見ると長年使われているのでしょう。このおもし1個にも服部さんの愛着を感じます。

こちらにもきれいに商品が並べられています。カップル、ご家族連れなど観光の方が数多く足を止められているのを見かけます。ちなみにこちらの干支入りストラップの木製の板は出入りの職人さんのお手製。眼力社は周りの人の愛で支えられています。
隣に掛けられた謙虚と感謝の額の文字を読んで「ふ〜ん、、謙虚と感謝だって。どういう意味?」と話ながら歩く観光客の方を多く見かけますが、口にしたら一度その意味を考えてみるのも良いかもしれません。
その隣には眼力社についての説明と御利益が書かれたパネルが掛かっています。写メを撮ったり熟読したり様々な人を見かけます。

一の峯側から下りてきたらお店の側面にその年の書が飾られています。その年の干支と年の初めに服部さんが思うメッセージを選んで掛けています。景気低迷と3月に震災が起こってから世の中が沈みがちだったので「夢」を持ってみんなが暮らせるようにとこの書を選ばれたそうです。

忘れられなかった
ミヤコワスレ。
お店の片隅に置いてあったミヤコワスレ(都忘れ)の葉を見つけました。もう花の見頃は終わって葉と茎だけになった状態です。現代っこの私たちは植物がこんな風になると鉢だけ残し、土と草を裏庭や花壇に捨ててしまうこともあります。都会に住んでいる人だったらゴミの日に出してしまう人もいるのではないでしょうか?数日前なら藤色の小さな花びらをつけて見る人を愉しませていたミヤコワスレ(都忘れ)も今はその名の通り忘れ去られる運命です。しかし服部さんに育てられているミヤコワスレ(都忘れ)はそうはなりませんでした。 私は服部さんに「これ、どうするんですか?」とちょっと失礼な質問をしました。服部さんは「ええ、これね、もう見頃は終わったんですけどまた時期が来たら小さな芽が出てくるんですよ。それを待つのが楽しみで毎年花が散っても毎回そのままにしておいて葉が自然に枯れるのを待っているんですよ。」
咲いた花を見る楽しみは誰もが知っていますが、その何倍も時間をかけて次の時期が来るのを「待つ楽しみ」があることを私は知りました。

