袖ぐちを風が吹き抜ける、爽快な季節。
新緑+朱塗りの鳥居。
修学旅行生の笑い声に背中を押されながら。

●5月下旬 平日午前8時ごろ
うららかな木漏れ日のなか、一段ずつ踏みしめる参道。5月は気候が良くお出かけ日和が続きます。日の出の時間も早く、関西では午前5時頃から活動ができます。伏見稲荷大社は門扉がないため稲荷山には24時間入山可能。早朝からでもお参りできます。
昨日の大雨が雲を散らし、この日の空は青々と晴れ上がりました。5月のお山の見どころは何と言っても朱塗りの鳥居とまだ芽吹いたばかりの若々しい緑のコントラスト。あちらこちらで今しか撮れない景色を撮影する人たちに出会います。
ほとんどの参拝者は半袖、Tシャツ。観光で来日した外国人はタンクトップやランニング姿の人もいますが稲荷山は信仰の場ですのでランニング姿は失礼にあたるので参拝で行く人は避けた方が良いでしょう。
この時期はたくさんの修学旅行生に出会います。関東圏からの学生が多く、ここが信仰の地と知らずに大声ではしゃぐ子供もいますし全力で走ってくる元気な子もいます。悪気なくやっていることですので仕方なくこちらも見逃していますが、脚の悪い方や目の悪い方はぶつからないようにご注意ください。
道脇で立ち止まっている外国人の観光客に出会いました。猫ブームは世界共通のようで、土の上で日向ぼっこする猫を撮影していました。
眼力さんに到着しました。こちらの外国人ご夫婦は“きつね”を撮影中。これを作った人があの大阪城のしゃちほこと同じ作者だと知ったらどんな顔をするんだろう。なんて考えてしまします。
寒い季節が過ぎ初夏になると、参道の石に太陽が反射して薄暗かった拝殿の中も明るく感じます。この季節は、参拝者も木々も動物も、もしかしたら神様までもがウキウキ楽しんでいるような気がします。